鳥渡木の沼地

どう見ても掃き溜めです。本当に

学生時代にバイトしてた期間と現職の勤務期間が並んだ

 2007年3月31日午前6時、3月30日分の締めを完了させて、翌日の開店作業を担当しているマネージャーに店舗の金庫の鍵と貸与されていた事務所の鍵を返却した。「お世話になりました」と言いたかったけど、僕の方が先輩だったので、先に言われてしまった。もしかしたら3ヶ月後には出戻りしてるかもしれないし、小遣いが欲しくなって夜間だけ働くかもしれないから、そのときは暖かく迎えて欲しいと冗談まじりに伝えて扇町の自宅に帰った。

 3時間後の午前9時、僕は4月から就職する会社の研修に参加するために荷物をまとめて高松空港に向かっていた。東京に行く前に武内食堂でメシ食っておけばよかったと少し後悔した。あそこの調味料は中毒性があると今でも思っている。1ヶ月の研修が終われば、また高松に帰ってくるから、そのときは最初に武内食堂に行こうと思いながら羽田空港へ。

 2007年4月28日、本社配属になったので高松に戻り、大慌てで引越の準備をした。バイトしていた店にも「本社配属になったから夜間のバイトの話は無しで!」と伝えにいったが、そのまま捕まってしまい、2日くらい働かされた。これで本当に最後だなと思いながら働くと、面倒だなと思って事務的に処理していた仕事も鮮やかに感じるもので、マクドも悪くないかなと感じたりもした。これで僕の7年間のバイトが終わった。

  2014年2月、グダグダと仕事を続けて気がつけば7年が経とうとしている。単純に期間だけで言えばバイトよりも長く勤めていることになる。成長しているのかと言われると、ちょっと返答に困る。バイトでは小さいながらも店舗運営に携わっていたので、動力側として働いていたけど、今は歯車として流れに身を任せて働いている感じ。

 幸いなことに、いい加減に仕事をしているのに、僕の働いている会社は懐が深いので、平均程度の評価をくれる。こんなんでいいのか?と、不思議に思っていたけど、数年して後輩が出来たときに分かった。いい加減な仕事すらできない人がいた。ちょっとくらい淘汰されるシステムとか無いのかな。